5days インターンに参加しました!
お久しぶりです。先日長いようで短かった、5DAYSの企業のデザイン科のインターンに参加しました。
そのまとめを書こうと思います。
場所や所々詳しい内容は諸事情で伏せてます。ので悪しからず。
わたしは、とある企業のデザイン科に5日間潜入してデザイナーがどういう仕事をしてるのか、学んできました!
デザイナーにもいろんな種類があると思いますが、
ここでしている「デザイン」というのは、今インターンでしてるロゴやwebサイト関連ではなく、商品のパッケージやラベルシールなど食品関係が主な仕事です。
1日目 企業の説明、会社見学
その企業の歴史や放送印刷業のリアル・強みなどを知り、工場内の設備・機械見学をしました。
その企業の経営理念は「お得意様の業績向上に貢献します」でした。
確かに取引先の企業をトータルサポートしている点が強みだなと思いました。
一部を紹介すると、
普通包装業は、営業してデザインして、印刷や資材を外部委託して、製品ができるというプロセスなのですが、
その企業はデザインから印刷まで、全部その企業内で完成するのです。
つまり顧客がこれをデザインして欲しいんだーと訪れると、一度も止まることなく自社だけで完成する仕組みがあるのです。
企業内に営業・デザイナー・カメラマン・事務がいて、横にある工場では最新の印刷機械も取り入れて、優秀な資格などを取得した従業員がいる、という凄さ。
それにより多様なニーズに対応することができて、
・納期が早くなる ・便利さからその他の(トレーやパッケージ)製造も全て任せることがきる ・歴史や地元直結してるため、試しに販売でき、そのデータから全国でどのくらい売り上げられるか予測可能
という良さがあり、ここ数十年増収をつづけているのです。
多様なニーズに対応して日々進化していってるところはとても強みだなと感じました。
経営学をかじった身としてちょっと心配になったのが、顧客に色々な方面で対応しすぎて多忙そうだと感じました、主は印刷業なのに、企業の衛生面を管理してあげたり、商品開発にも携わったりなどしていたので。
その割には人が少なく感じて、兼任しすぎて営業とかえらいこっちゃになってそうだななんて。
深いところまでは知らないので、何かしら対策があるのかもしれませんが、そういうのに対応する課とかあれば大分仕事に追われなくなるのではとか考えてました。
2日目 デザイナーについての説明とハム・名刺のデザイン作成
午前中はデザイナーという仕事についてより詳しい説明が課長さんからありました。
デザイナーがデザインするためには、営業の力が必要だということを、初めて知りました。多分兼任とかされてる人もいるかもですが、ここの企業は分かれてたです。
営業がクライアントの意図を伝えて、それに沿って具現化するデザイナーというスタイルで双方はとても密接な関係にあるのです。
デザインすると言っても、課長さん曰く突然デザインの神が素晴らしいデザインを与えてくれるというわけではなく、基本的にはロジックなのだそう。
もちろん瞬間的な発想もあるけれど、ただの文字の書体にも理由を考えて選んでいる
そうで、とても意外でした。確かに業界は違えどクリエイティブな活動をされてる方も結構ちゃんとインプットをストックしたりして、それを生かしたアウトプットをされてるなあと感じたので、全てがインスピレーションというわけではないようです。
なるほどなあ...
そのあとはスーパーに売ってあるハムのパッケージを作成しました。
今回のインターンは実際に世にでる商品のパッケージを作るわけではなかったので、素人でも大丈夫でした、、笑
でも普段見ているものでも、いざ自分がデザインすると全然どういうふうなものだったか想像できないので、これでいいのかなみたいな不安は終始ありましたねえ..
もう一人インターン受けてる人がいたのですが、その人はデザイン学校で勉強しているので,やっぱりこうすればいいとかがわかってるし、ありそうなデザインを作ってたのでやっぱりすごいです。色々と学校で習うといってたので、いいなと思いつつ。
そのあとは名刺作り。
最終的にちゃんと印刷してもらったのは違うデザインになりましたが、データがなかったので。
役職(デザイナー)・名前・住所・一色のベタ塗りという条件で8案作りました。
8案をラフ(アナログ)で考えて、それをイラストレーターで作成するという感じ。
イラレで初心者に毛が生えた程度の私はなかなか時間がかかりました..
3日目 アーモンドケーキのシールのデザインを考える。
実は今日初めて朝礼に参加しました。期間的に健康診断と被ってたりして人が朝少なかったので、延期になってたので。
課長さんから報告とその他の社員さんからお知らせという感じ。一つ特徴的だったのが、24時間以内の嬉しかったこと、良かったことをいうゲーム。(名前は忘れました)
課長さんが毛の生えたゴムのボールを投げて、もらった人は嬉しかったことを発表して次の人に回す。という。
それを行うことによって嬉しい気持ちになったり、デザイナーの手の刺激になっていいのだそう。こういう取り組みができたら職場もいい空気になりますよね👍
そのあとはパウンドケーキ(アーモンド味)を渡されて、それに貼ってある商品のシールを作りました。あっ4日目はその箱のデザインをします。
ここでのイメージは、高級感・デパ地下で売ってある・ターゲットは30〜50代主婦
3案ラフで考えて、課長さんに見せて文字の大きさやデザインをちょっと変更してイラレに落として、1つをブラッシュアップしていくというやり方で。
どれかというと好きなやつを載せちゃいました。
製品名のところおしゃれな筆記体英語でかっこいいのですが、ggrと本当に商品があったので隠しました〜。(編集するのがめんどくさかったのだ)
課長さんからイラレの知識を色々学びました!文字があるとみやすい位置だったり、余白だったり、文字間のバランス、適した色使い、今まで知らなかったことや裏技などを教えていただき、メモする手が止まりませんでした..
4日目 外箱をデザインする
昨日と同じように3案ラフで考えて編集してもらって、イラレで作るという感じで。
昨日と要件は一緒だけど、中身と外箱のテイストを同じようにしなければならないという注意だけありました。確かに隔離しすぎたらおかしいですもんねw
そこを気をつけつつ、相談しながら作成しました。
(さっきのシールのやつはただ私が好きだったから載せただけですー。実際印刷してもらったのは下画像のようなシールデザインでしたー)(商品名山下ケーキです🧁)
印刷してみて組み立ててみるとちょっと実感湧くというか、想像できるからいいなと思いました。実物見てみないとバランスとかわからないから、1度プリンターで印刷してみてデザインを変えることもあるのだそうです。
このあと終了時間まで時間が余ったので、課長さんに質問コーナーでしたw
少しギャップに感じたのが、デザイナーという仕事は想像してたより体力勝負だということ。
pcでデザインするときは、もちろんデスクで座りっぱなしではあるのですが、
時間があまり読めないとのこと。一応業務時間は9〜18時までなのですが、
そのあと営業と打ち合わせがあると、もちろん家に帰るのが遅くなっちゃうし。デザイン中に顧客から電話がかかってきたりして、中断されちゃったり。
また、パッと思いつくときともあれば、思いつかないときもあるので、仕事にキリがつけにくいんだそう。ここまでやって帰ろう!ができないのは辛いなあとか思ったりしました。
もちろん前述の通りロジックの構成ではあるので、時間かけずに簡単に素早くデザインすることもできるのですが、それ相応のデザインであるため結局ダメになったり、時間をかける必要があるのだとか。
自分次第だったり、そういう仕事であるからこそ、ここは集中しようとか、早く帰って明日に備えようとか自分のさじ加減が必要ということもおっしゃっていました。
5日目 振り返り
今日はこの4日間での業務内容や感想をインターン担当の社員さんやデザイン課の課長さんにイラレでパワポ風にして発表しました。
一人一人から色々なアドバイスをいただき、とてもためになりました。。
実はここ何年こういったインターンを受け付けているそうで、独学での参加は初めてだったそう。(やばい)
それでも、パッケージのデザインを見せたときは、すごいって言ってくださって嬉しかったですっ☺️
軽く受けたアドバイスを暴露すると、
1パワポで発表するときの注意や言葉遣い・伝え方→就活・面接に生かす
2職場ではたらくためには年齢性別みんな違うので、自分から話しかける積極性が必要
3専門的にデザインをするとなったら、常にデザインを考えたりして、それなりの努力が必要。
4インターン先でもそれ以外でも、一期一会を大切に。
5自分を知ることが大切。得意なことは生かして、苦手分野は克服したりして、自分を説明できるようにすると、仕事するときも言ってくれればやりやすいし、いい印象につながってくる。(自己分析みたいな感じだな。)
さすが人事の方、ごもっともです、、。
いやあとてもいい経験になりました、いろんな意味で思い出に残るインターンでした。
私は正直「デザイナーに!俺はなる!!」って言って参加したわけではなく、デザイナーという仕事の職場体験感覚、ある意味軽い気持ちだったので参加してみて良い指針になったんじゃあないかと思いました。
他の企業にも長期のインターン 言ってみたいなと思った私でした。
それではまた。